“その人が初心者だったころを忘れている”というような話をたまに
耳にするのですが、アッシは趣味で馬に乗り出したのが、
忘れもしない2002年の文化の日なんです。アッシ位の歳になったら、
14年前なんて最近のことですよ、なので当時の気持ちや、
やっていたことはよく覚えています。
例えば最初思ったのは、
“馬の背中は高いなぁ~、騎乗料も高いなぁ~”とか
“カケアシ、いっぱいやりたいのに、馬場では、ちょっとしか
やってくれないなぁ~”とか、“オートマティックな馬がいいなぁ~”とかとか。
そんな考えから、クラブを変え、エンデュランスをやりだすことによって、
考え方もだんだん変わっていったわけですが、そんな変化を察していただけると、
恥をさらしながら書いた甲斐があったというもんです。
乗馬を始めた頃の思い出 11 ~ “ 鞍数 考 ” 前編 ~ 2016年3月2日だいあり~より
乗馬を趣味にしようと思って、ある乗馬クラブに 入会したわけなんですが、 その時説明を受けましたョ “乗馬では、1レッスン受けることを ひと鞍乗ると、いいます。ひと鞍は45分間です。 鞍数を重ねることで、 このようにステップアップしていきますョ”と、 チャート表みたいなものを見せてもらいました。 “個人差はありますが、○○~××鞍ぐらいだと、 △△クラスになってその時は☆級を受けて…” とかなんとか言われて。なんだかわからんけど、 自動車運転免許の教習所みたいだなぁ~って、 その時思ったモンです。 3級とったら、仮免と同じかな?とかね、あはは。 そしてバリバリの体育会系のアッシは思いましたよ こりゃぁ~気合入れて 鞍数をこなしていかないとッ! まぁ~これが間違いの始まりだったわけですがね。
ところで、その時は気がつかなかったのですが、 少し経ってから、ふと思い当たったんです、 “じゃぁ~、鞍の数は どーやって数えるのかなぁ~?” みなさんは、ご存知ですよねぇ~???
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乗馬を始めた頃の思い出 12 ~ “ 鞍数 考 ” 中編 ~ 2016年3月3日だいあり~より
高校の授業は1コマ=50分間とか、 大学は90分間とかは、文科省が決めて いるのでしょうか? 一方、乗馬クラブの1鞍は45分間とか、 30分間とかは各クラブが勝手に決めていますよ。 学校の授業はなるべく短いほうがいいなぁ~って 学生の頃は常々思っていたんですが、 乗馬の1鞍は なるべく長い時間のほうがいいなぁ~って、 あの頃は思っていたモンですョ なんでもいいから、 ウマに跨っていればシアワセだぁーッ! って感じでして、 ナン鞍でも乗れたような気がしてました。
今では、 やっぱ1鞍=45分間程度がいいのかな、と。 ウマもヒトも、 そのくらいが緊張感が続く適度な時間、 かつ面白さが感じられるちょうどいい時間、 そんな感じかなと思っています、 と、いうか、アッシは、 45分間乗ったら、その馬に対しては お腹イッパイになります、 本音を言えば、30分間がいいとこなんですョ
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乗馬を始めた頃の思い出 13 ~ “ 鞍数 考 ” 後編 ~ 2016年3月4日だいあり~より
まずは前日・前々日の復習なんですが、 馬場で1回練習する単位は鞍で、 鞍そのものを数える時の単位は、 背(せ)ですよね。 そして馬場での1レッスンは 乗馬クラブごとに違って、 45分間だったり、30分間だったり、 短いところは20分間もあるようですが、 共通の決まりはないんです。 そして、ここからが今日のテーマですが、 “鞍数もしくは騎乗時間と乗馬(技術)は 比例もしくは相関関係にあるか?” アッシの答えは、どちらともいえない、ですな。 ここが乗馬の難しいところで、 他のスポーツ・習い事は、 “練習量は嘘つかない”が、ほぼ当てはまりますよ でも、乗馬は一概に当てはまらない、なぜか? それは、そこに馬がいるからなんだと、 思っています。 馬との共同作業が、乗馬なんですよね。 馬に乗り始めた頃、 そのことに全く気がついていませんでした。
でも、練習しなきゃぁ~乗馬は上達しません、 だとしたら、鞍数と乗馬技術は 相関関係にはあるのかもしれませんね。
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乗馬を始めた頃の思い出 14 ~ “ウマって駈歩、なんでやるの?” ~ 2016年3月7日だいあり~より
エンデュランスをやってみようと思って入会した ふたつ目の乗馬クラブで、 アッシの担当スタッフさんから、 こうやって質問されたんですョ。アッシに エンデュランスを教えてくれた先生です。 なんでかというと、馬場で乗っている時、 その馬が駈歩発進しなかったんですよ。 で、アッシは以前教わったとおり答えましたよ、 “乗り手が駈歩の合図を出すからだと 思うんですが・・・” 即座に、×でした。先生が言うには、 “馬が自分で、駈歩をしようと頭で考えるから、 そして、身体にその信号を送るから、 馬の身体が駈歩するんでしょ? 馬がそういう気持にならない限り、 そうしないんですよ、 合図はそのきっかけを働きかけることじゃぁ~ ないですか。 さっきから見ていると、常歩も速歩の時も、 ライダーと馬の気持が、 全然一致していないじゃぁ~ないですかッ!”って つまり、馬とライダー間でコミュニケーションが 出来ておらず馬がライダーに対し聞く耳を 持っていない)
前のクラブでは、馬が駈歩発進をしないのは、 ライダーの乗り方、つまり扶助の出し方や姿勢や バランスが悪いからだと、言われていました。 この説明もある場合にはあてはまるのですが、 通常の初心者が乗るレッスン馬は、 高等馬術をやる馬のようには繊細ではないですよ それに外乗だと、多少バランスや姿勢が狂って いても、そして、合図さえもしなくても、 だいたい駈歩発進するでしょ? (ただ、馬場外で馬が駈歩しやすい理由は、 ライダーとの関係ではなく、 他の要因の場合が多い)
駈歩発進の合図は、 外方脚をつけて(又は引いて) ゼッコ(又は内方脚で圧迫)なのですが、 その動作自体はそんなに難しくはないです。 (でも、何故外方脚をつける又は引くか、 考えたことありますか?)
乗馬は、例えばPCで文字入力する時、 shiftキーを押しながら4を押すと 必ず$になるのとは、 訳が違うと言うことですよね、そうなんですよ、 馬は機械じゃなくて動物なんですよね。 |
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乗馬を始めた頃の思い出 15 ~ “グループ・レッスンの功罪・前編” ~ 2016年3月12日だいあり~より
“グループ”→“部班”と、 当時の方は西洋式馬術用語を翻訳したんですね。 アッシが初めて乗馬を習ったクラブも、 部班レッスンでした。 ここにご来場いただくお客様から たまに言われるのですが、そしてアッシも 思っていたのですが、 部班練習なので、“つまらない”とか“上達しない” とかとか。一番多いのが、 他の人馬がこじれると、その後全然練習に ならないってことなんですがね、 それらは本質的な事とは、ちょっと違うかと 思うのですが、それはともかく。 部班練習に限らず何事にも、 良い面も悪い面もあると思うんですよ。
今日は良い面です。 ライダーの最低限の基本的動作(姿勢・バランス・ 扶助等)が確立する前は、 インストラクターさんのサポートを受けながら、 そして馬は前の馬について行こうとする習性を 利用しながら部班練習をするほうが 上達すると思うんです。なぜなら、 基本的動作を習得しながら、 ひとりで馬をコントロールするのは、 とても難しいことだと思うんですよ。 なので、馬のコントロールを気にせず、 ライダー自身の事だけに集中でき易い、 部班練習はそういう意味で、 すぐれていると思うんです。
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乗馬を始めた頃の思い出 16 ~ “グループ・レッスンの功罪・後編” ~ 2016年3月13日だいあり~より
ということで、“部班練習”=“グループレッスン” なのですが、ややもすると、 “部班練習”=“数珠繋ぎ練習”になりがちで、 それはそれでしょうがないのですが、 弊害もあります。 まずは、インストラクターさんが一人馬に 係わっていられないということですね。だから、 端折ったアドバイスしかできなくなりますよね、 例えば、バランスが悪いとか・・・ それから、これ、本質的なことなんですが、 ライダーと馬との関係が二の次三の次に なることですよね。たとえば、 馬がどうしてそうなっているのか?とかとか。 昨日も書いたとおり、初期段階の部班練習は、 馬との関係を抜きにした、 ライダーのことのみの練習なわけですな。 なので、この段階で各個乗りをすると、 “馬が全然いうことを聞いてくれなぁ~いッ!” ってことに。 でも、部班運動も段階が上がれば、それはそれで 技術も上がり楽しい練習になりますョ、 例えば、カドリールですね。 要するにグループで運動するのですが、 そのグループとは、各個乗りの集合だという ことですよね。 そういう、難しぃ~い部班練習を 経験させてもらったことがその後あるので、 そのうち、書きますね。
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乗馬を始めた頃の思い出 17 ~ “乗馬は乗る前から始まっている” ~ 2016年3月16日だいあり~より
アッシが入会した二つ目の乗馬クラブでは、 エンデュランスの先生から、一人で乗ってくれと 言われました。 やることは、“サークル(輪乗り)で 巻き乗りをいれながら、両手前で 常歩→速歩→駈歩をして、 うまくいったら教えてください”と。 わからないことがあったら、 いつでも聞いてくださいって。
そんなこといったって、 そりゃぁ~、うまくいかないですよ。 で、駈歩の巻き乗りがうまくいかない時、 そこで見ていた先生に聞いたんです。そしたら、 “速歩の巻き乗りは出来ましたか?”って。 アッシは“???…”ですよ、で、やってみろと 言われてやってみたら、(出来てると思っていま したよ、アッシは)、ダメダメダメですよ、 軌道が50センチもズレているって。 それから、常歩でやってみろと言われて、 やってみたら、また、バツバツバツ。 “馬が全然ライダーに 聞く耳を持っていないでしょッ!” で、 その前のまたがる時は?馬場まで引いてくる時は? 馬装の時は?手入れの時は?馬房から出す時は? その時々馬がどうだったか、思い出してください! って、ね。馬とライダーとのやり取りは、 馬房から馬を連れてくる時から 始まっているんだよ って。
前段階でできないことは その次に進んでも出来ない。 つまり、たとえば、常歩で出来ないことは 速歩でも出来ないし、速歩で出来ないことは 駈歩でも・・・ って、教わりました。
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乗馬を始めた頃の思い出 18 ~ “○○ができるとかできないとか” ~ 2016年3月19日だいあり~より
最初の乗馬クラブで、 ちょっと駈歩を習い始めた頃に 思ったんですが、常歩→速歩→駈歩と できるようになったら、 次は、ナニを習うのだろうかなぁ~?って。 日頃、お客様とお話ししていても、速歩や駈歩は できるとかできないとか、そんな感じなんですが、 では、常歩ができるとか、停止ができるとか 不動ができるとか、後退ができるとか、、、 そんな話は、まるっきり出てこないですし、 アッシも乗り出した頃は、 思ってもみなかったんです。 (乗馬で“ナニナニができる”という時の“出来る”と いう定義は、ここでは議論しませんよ、 うまく説明するのは難しいんです)
で、二つ目のクラブに行ってからの話なんですが 駈歩から速歩への移行がうまくいかないんで、 馬場で乗っている時、 エンデュランスの先生にどうしたら いいか聞いたんです、そしたら、 “速歩→常歩にしてみてください、 はい、駄目ですね、 常歩から停止してください、はい全然駄目ですね、 そんじゃぁ後退させてください、 はい、全くダメダメですネッ!”って。 手綱を引っ張って減速させたり止めたり、 後退させているって指摘されて。 アッシは、 ”だって、そう教わったんだもんッ!”とは 言いませんでしたがね。 合図で馬の頭に働きかけなさい、 またまたそう教わったんですョ |
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乗馬を始めた頃の思い出 19 ~ “馬がするのか? 馬にさせるのか?” ~ 2016年3月21日だいあり~より
皆さんはウラホリの時の肢上げ、 どうやってますか? アッシは一つ目の乗馬クラブで教わったんです、 “馬の左側にかがんで、このへん(つなぎや腱の あたり)をグリグリとやって馬の肢を上げさせて …もし上げなかったら、自分の肩で馬をグイッと 押して…”ってね。で、二つ目のクラブでも そーやったら、一発でNGですよ。 エンデュランスの先生から、 “馬がやるまで待ってやってください、 今、上げようとしている肢に体重がかかって いるから、馬は上げられないんですよ、 馬が肢上げの合図が分かれば、 体重移動を自らして、その後肢をあげるから、 それまで待ってください。待ってやるのは、 手入れの時も引く時も乗る時も、 いつも同じですよ。
馬を物理的な力、例えばバコバコ蹴ったり グイグイ引っ張ったり、力で強制するのは、 たとえば、 無理やり女性をデートに連れ出すようなもんで、 そんなのは、デートに行けたとしても、 ぜんぜ~ん面白くないでしょ?
馬との関係も全く一緒ですよ、 お互いの意見が一致して、 馬が自らすすんで、そして楽しんでやるように、 そんな関係を作っていってくださいね”って、ね。
その時は、そーかーなるほどね、 でも難しいなぁ~と思った程度でしたが、 今では、例えば “あの人は馬を動かせるね”とか、動かせないとか、 そんな言い方はに違和感を感じ、 そして、いやな言い回しだなぁ~と思っています。 |
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乗馬を始めた頃の思い出 20 ~ “蹄跡もサークルも 馬場外も一緒です” ~ 2016年3月22日だいあり~より
エンデュランスをやっていきたいと、二つ目の クラブで表明してから、それまで長方形の蹄跡を 使って乗っていたのが、サークル(輪乗り)運動に 変えてくださいと、先生から言われました。 “僕は蹄跡でしか乗ったことがないんです”って 言ったら、“えッ?蹄跡?蹄跡ってどこだか知って いますか?今までは柵沿いを乗っていただけ でしょ?”って。アッシはトホホですよ。 先生曰く“柵沿いでは、 馬がどこに進んでいるのか、 正確にはわかりにくいんですよ、サークルなら、 左右にぶれる可能性があるから、 馬のヨレがわかりやすいし、 内方姿勢やリード(手前)をはっきり意識し やすいので馬をより正確に感じやすいですよ、 なので、サークルで乗ってください。”って。 さらに“馬の両足の幅って数十㌢ですよね、 なので、サークルの蹄跡の幅はせいぜい1mに 収めてくださいね、その幅を目指してください、 ただし、馬を固めて乗って 結果1m以内じゃぁ~だめですよ。” さらに追い打ちで、“どこで乗っても、同じ意識・ 姿勢・扶助で、つまり馬場内でも馬場外でも、 同じように乗ってくださいネッ!”って。 アッシは思いましたよ、 なんだかこむずかしいなぁ~ …アッシは、 パカパカと楽しく外で乗れれば、 それでいいんだけどなぁ~ッ”って。 この日から、 アッシのエンデュランスの日々が始まりました。 |
ご予約・お問合わせは、お気軽にどうぞ。
年間を通じ不定休です
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極力2日前までにご予約くださいませ
ご予約申し込み時には
①代表者のお名前
②人数
③騎乗月日・スタート時刻
④外乗時間(希望メニュー)
⑤送迎の有無(昼のお迎えは極力12:30~13:00の間でお願いします)
⑥カケアシの有無
⑦当日連絡用の携帯番号
を、お願いします。
ご予約は
原則2ヶ月前~2日前です
キャンセル料につきまして
当日・当地の悪天候の場合を除き
7日前から騎乗料の10%、
前日・当日は50%かかります。
予めご了承ください。
電話 0551-25-5798
夜間電話/FAX 0551-25-2253
携帯 080-1156-2571
(携帯が一番繋がりやすいです)
Mail sunnyfield@ric.hi-ho.ne.jp
住所
〒408-0201
山梨県北杜市明野町浅尾5259-1298
法令に基づく第一種動物取扱業者の
掲載事項事業所の名称
SUNNY FIELD in AKENO HORSE FARM
(サニーフィールド)
事業所の所在
山梨県北杜市明野町浅尾5259-1298
動物取扱業登録番号
展示 山梨県第2061029号
登録日 平成19年3月14日 有効期間の末日
平成29年3月13日
動物取扱業登録番号 保管 山梨県第2101118号
登録日 平成22年10月4日
有効期間の末日 平成27年10月3日
動物取扱責任者 福田 晋